夜、子どもを寝かしつけて、ふと時計を見るともう21時過ぎ。
やっと一人の時間!と思って、ついスマホを手に取ったら、あっという間に深夜…。
眠たいのに、なぜか寝るのが惜しい。
この現象、実は名前がついています。それは『リベンジ夜ふかし』です。
忙しい日中に取れなかった自分の時間を、夜に取り戻そうとする行動を指します。
「早く寝たほうがいい」とわかっていても、1日頑張ったご褒美としての自由時間は欲しい。
翌朝の疲れや後悔を減らしつつ、満足感を得られる方法があったら取り入れたいですよね。
この記事では、育児中のママが自分時間を上手に活用する方法をまとめます。
なぜリベンジ夜更かしをしてしまうのか?

「今日も自分のことは後回しだった」
「仕事や子どものお世話に追われて、自分の時間なんてなかった」
そんな気持ちが積み重なると、本来なら眠るべき時間を「自分のための時間」にしてしまいたくなることがあります。
この現象は、リベンジ夜ふかし(報復性夜更かし)と呼ばれていて、とくに「日中、自由が効かない」と感じている人に多く見られる傾向です。
とくに小さいお子さんを持つママたちは、一日中子ども中心の生活。
ごはんの準備、オムツ替え、寝かしつけ…。子どもが起きている時間は、常に気持ちはオンの状態。
だからこそ、夜になって「誰にも邪魔されない時間」が訪れると、反動のように自由を求めてしまいます。
リベンジ夜ふかしのデメリット

「少しぐらい夜ふかししても平気」と思ってしまいがちですが、習慣化すると心や体にさまざまな悪影響を及ぼします。
イライラやストレスの増加
睡眠不足のときって、些細なことにイライラしませんか?
睡眠不足は感情のコントロールを難しくし、イライラや不安感が増す原因となります。
とくに育児や仕事に追われている人にとって、精神的な負担が増えると、家庭や職場での人間関係にも影響が出る可能性があります。
集中力や生産性の低下
睡眠不足は翌日の集中力や生産性に直結します。
タスクに時間がかかり、ミスも増えるため、効率的に仕事を進めることが難しくなります。
結果として、余計にストレスを感じてしまう悪循環を招くことも。
病気のリスクが高まる
睡眠不足が続くと、免疫力の低下やホルモンバランスの乱れが起こり、体調を崩しやすくなります。
また、長期的には生活習慣病や心臓病、うつ病など、さまざまな健康リスクが高まることが研究でも示されています。

睡眠を軽視せず、休息をしっかり取りましょう。
自分時間を確保する方法
どうすれば自分時間を上手に確保できるのでしょうか?具体的な方法を紹介します。
朝に自由時間を確保する

いつもより少し早く起きて、自分だけの時間を確保しましょう。
例えば、朝の30分を利用して、次のような活動をしてみてください。
- ゆっくり身支度をする
- 読みたかった本を読む
- 資格や趣味の勉強をする
- ブログを書く etc…
夜に疲れているときよりも、体力が回復した朝の方が、自分の時間が充実します。
さらに、早起きをすることで、夜に自然と眠たくなり、リベンジ夜ふかしを防ぐ助けにもなります。

朝は脳がスッキリしているので、勉強やアウトプットがとくに捗ります。
5時起きで主婦の自由時間を確保!早起きを続けるための3つのコツ
やりたいことをリストアップする

限られた時間の中で自分が本当にやりたいことは何か、「やりたいことリスト」を作ってみましょう。
やりたいことを可視化し、優先順位を決めることで、迷わずその時間を有効に活用できます。
また、同時に「やらないことリスト」を作ることも効果的です。
これにより、無駄なことに時間を取られず、より充実した自分時間を過ごすことができます。
時短できることがないか行動を見直す

日々の家事の中で、無駄に時間を使っている部分がないか振り返ってみましょう。
例えば
- 時短家電を導入する
- 汚れにくい仕組みをつくる
- 整理整頓して、物を探す時間を減らす
などの工夫が挙げられます。
「自動でできることはないか」「やらなくても良いことを無意識にやっていないか」といった視点で見直すことが大切です。
家事にかける時間を短縮する方法を取り入れることで、浮いた時間を自分のために活用できるようになります。
リベンジ夜ふかしを防ぐための対策
リベンジ夜ふかしを防ぐためには、睡眠の質を向上させることが重要です。
寝室にスマホを持ち込まない

スマホが手の届くところにあると、つい触ってしまいますよね。
しかし、寝室にスマホを持ち込まないことで、寝る前のスクリーンタイムを減らし、睡眠の質を向上させることができます。
特に、スマホのブルーライトは、睡眠ホルモンであるメラトニンの分泌を抑制してしまい、眠りにくくなる原因となります。
寝室は、眠りに集中できるリラックスした環境を整えましょう。

別室にスマホを置くようになってから、睡眠に集中できるようになりました。
モヤモヤを紙に書き出す

あれこれ考えて眠れないときは、紙に書き出してみることをおすすめします。
紙とペンを用意して、頭の中にあるモヤモヤをすべて書き出してみましょう。
不安や考えを紙に書くことで、頭の中が整理され、心を落ち着けることができます。
このリラックスした状態が、スムーズに寝る準備を整える助けになります。

「書く瞑想」という古川武士さんの本がおすすめです
朝に太陽の光を浴びる

朝起きたら、太陽の光を浴びることを習慣にしましょう。
太陽の光には、体内時計をリセットする働きがあります。
朝の光を積極的に取り入れることで、体内リズムが整い、夜の睡眠の質も向上します。
健康的な生活リズムを作るために、毎朝の光浴びを取り入れてみてください。
睡眠の優先順位を上げる

以上、リベンジ夜ふかしをやめたい方に向けて、自分時間を確保するための解決策と、夜更かしを防ぐための対策を詳しくまとめました。
自分の心と体の健康のために、睡眠を優先することが大切です。
質の良い睡眠を確保することで、心身ともにリフレッシュし、日々の生活がより充実します。
毎日の睡眠時間をしっかり確保し、自分の自由時間も楽しめるようにしていきましょう。
5時に起きて、朝活しています。
汚れにくい仕組み①