月経カップのデメリットは?3年以上使って感じた正直な感想

月経カップを使い始めてから3年以上が経ちました。

現在では、月経カップと布ナプキンの併用がすっかり定着しています。

個人的には、月経カップという選択が自分に合っていて、使い捨てナプキンを使用していた時期よりも快適に過ごしています。

しかし、「月経カップをすべての人におすすめできるか?」と聞かれると、その答えはNOです。

使用する環境やライフスタイルによって、向き・不向きがあると感じています。

もくじ

月経カップのメリット

まずは、月経カップのメリットについてお話しします。

繰り返し使えて経済的

月経カップは医療用素材で作られており、適切に清潔を保つことで繰り返し使用できます

価格は1つあたり3,000円〜5,000円程度と初期費用はかかりますが、長期的に見れば経済的です。

私は月経カップと布ナプキンを併用していますが、この3年以上、生理用品の購入費はほとんどかかっていません。

ゴミが出ない・在庫を気にしなくて良い

月経カップは6〜8時間の装着が可能です。※8時間以上はNG。

経血を洗い流すだけなので、ゴミを大幅に削減することができます。

また、生理用品の在庫を気にする必要がなくなり、かさばっていた収納スペースが不要になったのも嬉しいポイントです。

不快感が軽減される

月経カップは、装着していることを忘れてしまうほど快適です。

しっかりと体内でフィットし、長時間の使用でも不快感を感じることが少ないため、日常生活や運動中でも安心して使えます。

さらに、ニオイが気にならないという利点もあります。

使い捨てナプキンは、経血が時間とともに酸化し、嫌なニオイが発生することがありますが、月経カップは密封された状態で経血を収容するため、ニオイの発生を防ぎます。

月経カップのデメリット

次に、私が感じた月経カップのデメリットについてお話しします。

清潔を保つために手間がかかる

月経カップは、清潔にするために多くの手間がかかります。

  • 毎回生理が始まる前と終わった後の計2回、煮沸消毒が必要
  • 必ず手を洗ってからカップを取り出す
  • 一日に1回は石鹸を使ってしっかり洗浄する

さらに、併用している布ナプキンや吸水ショーツも手洗いする必要があります。

このように多くの手間がかかるため、とくに忙しい方にとっては負担に感じるかもしれません。

多い日はすぐに交換が必要

経血量が多い日は、月経カップが短時間で満杯になることがあります。

そのため、外出先ではトイレに行く頻度が増え、カップの取り扱いが煩わしく感じることもあります。

とくに仕事や長時間の外出が多い場合、多い日の交換タイミングが気になるかもしれません。

慣れるまでに時間がかかる

初めて使用する際、月経カップの挿入や取り出しには慣れるまで時間が必要です。

最初は難しくて、正しく使えているのか不安でしたが、何度か使用するうちにコツをつかむことができました。

月経カップをおすすめしたい人

月経カップは、次のような方にとくにおすすめです。

家で過ごすことが多い人

専業主婦や育休中、在宅ワークなど、家で過ごすことが多い方には、月経カップを始めやすい環境が整っています。

私自身、産後しばらくしてから月経カップを使い始めましたが、慣れるまでは一人で落ち着ける空間や時間が必要だと感じました。

子育て中の人

月経カップは、子育て中の忙しい日々にもぴったりの生理用品です。

こどもと一緒にお風呂に入る際も、月経カップなら汚れる心配がありません。

また、外で遊んだり運動する際も、漏れの心配が少ないため、子どもとアクティブに過ごすことができます。

生理用品にかかるコストを少しでも減らしたい

長期的に見ると、月経カップは生理用品のコストを大幅に削減できるため、節約になります

「そろそろ買い足さなきゃ」といった在庫を気にする時間や手間もなくなり、精神的にも楽になります。

月経カップをおすすめしにくい人

キッチンが自由に使いづらい人

月経カップは、使用前後に煮沸消毒やレンジでの消毒が必要なため、キッチンを使用する場面が出てきます

家族と同居している場合や、キッチンを自由に使いづらい環境では、これが負担に感じるかもしれません。

長時間、外で過ごすことが多い人

生理の量によって個人差はありますが、自由にお手洗いに行けない職場や外出時間が長い場合、月経カップの使用が不便に感じられることがあります。

とくに経血量が多い日には、頻繁にカップを取り出して空にする必要があるため、外出先での交換が難しいとストレスを感じるかもしれません。

手間をかけられない人

月経カップは、清潔を保つために手間がかかります。

煮沸消毒や洗浄を怠ると、トキシックショック症候群(TSS)という急性疾患を引き起こすリスクがあります。

最悪の場合、命に関わることもあるため、月経カップを使用する際には常に清潔を保つことが非常に重要です。

時間や手間をかけるのが難しい方には、月経カップはあまり適していないかもしれません。

月経カップは、在宅ワークをしている今の私には適していると実感していますが、バリバリ外で働いていたあの頃の自分には、おすすめしにくいかもしれません。
(実家暮らしでキッチンも自由に使いづらいし、外出している時間が長かった!)

当時の自分には、シンクロフィットや、吸水ショーツといったアイテムの方が、手軽に使えて良かったと思います。

月経カップ初めて使う人への注意点

月経カップを初めて使用する方に向けて、いくつかの注意点をお伝えします。

中古品は絶対に買ってはいけない

月経カップを購入する際は、必ず公式ショップや信頼できる店舗から新品を購入しましょう

月経カップは直接体内に挿入するものなので、一度でも他人の手に渡ったものを使用するのは非常に危険です。

たとえフリマアプリで「新品・未使用」と謳われていても、その商品の状態を確実に保証することは難しいため、購入は避けるべきです。

中古品の使用によるリスクを避けるためにも、必ず新品を選んでください。

使い方をよく読んで、正しく使う

月経カップを安全かつ快適に使用するためには、まず購入時に同梱されている説明書をしっかり読み、正しい使い方を守ることが大切です。

メーカーごとにカップの形状や素材が異なるため、それぞれの製品に適した使用方法が記載されています。

装着時間、消毒方法、保管方法などをきちんと守り、安全に使用しましょう。

疲れたら、一旦ストップ

初めて月経カップを使用する際は、挿入や取り出しに時間がかかり、疲れてしまうことがあります。

無理をせず、うまくいかないと感じたら一旦休憩を取りましょう

最初から完璧を目指さずに。焦らず、少しずつ慣れていきましょう。

まとめ

以上、月経カップのメリット・デメリット、そして使用時の注意点について解説しました。

月経カップは使用する環境やライフスタイルによって向き不向きがあるものの、生理を快適に過ごすための便利なアイテムです。

快適さやコストを節約できる点など、メリットが多いと感じています。

自宅で過ごす時間が多い方や、生理用品のコストを抑えたい方には、とくにおすすめです。

私が使用している月経カップは、ドイツ製の「メルーナ」
  日本の医療機器として正式に認可されています。

華布(hanafu)の布ナプキンがおすすめ!
  子育て中のママたちが丁寧に作っています。

生理用品のコストを抑えるなら、まずはおりものシートを布ナプキンに変えてみましょう。
  使い捨てのシートより、不快感が少なくておすすめです。

月経カップを愛用していますが、防災バッグには入れていません。

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