2023年から、自転車のヘルメット着用が努力義務になりました。
とはいえ、「ママチャリでヘルメットって、ちょっと大げさかも…?」と感じている方も、きっと少なくないのではないでしょうか。
私自身、子どもには毎回しっかりヘルメットを着けさせていたものの、ずっとノーヘルで過ごしていました。
そんな中、あるきっかけで自転車用のヘルメットを着用してみることに。
この記事では、ママチャリに乗る私がヘルメットを着けるようになった理由や、実際に着用して感じたことを、ひとつの体験談としてまとめています。
「ヘルメットが気になってはいるけど、なかなか一歩が踏み出せない…」
そんな方にとって、少しでも参考になればうれしいです。
ヘルメットを着けようと思った、些細なきっかけ

子どもを自転車のチャイルドシートに乗せるときは、いつも必ずヘルメットを着けさせています。
それが当たり前になっているのに、ふと気づけば、自分はいつもノーヘルでした。
「そういえば、ヘルメットって努力義務になったよなぁ」
そんなことを思い出しながらも、どこか他人事のように感じていたのかもしれません。
私がヘルメットの着用を考えはじめたのは、古くなった自転車を買い替えたタイミングでした。
新しい自転車に乗ったとき、なんとなく「ヘルメットも一緒に用意しておこうかな」と思ったのです。

ちょうど楽天マラソンやし…、と軽い気持ちで購入しました。
「安全のために!」と、ちゃんと考えるようになったのは、実際にヘルメットを手にしてからです。
ヘルメットが努力義務になった理由を、調べて考えるようになりました。
なぜ自転車のヘルメット着用が“努力義務”になったのか

2023年4月から、すべての自転車利用者に対してヘルメットの着用が「努力義務」となりました。
これは、子どもに限らず大人も対象で、「必ず着用しなければいけない」わけではないものの、国として着用を推奨している状態です。
警察庁によると、自転車事故による死亡の原因で最も多いのは「頭部の損傷」だそうです。
そして、ヘルメットを着用していれば、その致死率を大きく下げられるというデータもあります。
こうした背景から、事故のリスクを少しでも減らすために、努力義務化が進められました。

頭を守ることで、事故に遭ったたときの生存率が高くなる!
今までの私も、どこかで「自分はきっと大丈夫」と思っていたのかもしれません。
でも、もし万が一の事故で、『娘はヘルメットのおかげで無事だったのに、私が…』という状況になってしまったら……?
娘のことを考えると、ちゃんと着けておきたいなぁと思いました。
「でもやっぱり、恥ずかしいかも…」という気持ち

初めてヘルメットを着けて自転車に乗った日、正直なところ、少し恥ずかしい気持ちがありました。
だって、今まで着けてこなかったのですから!
とくに私が住んでいる大阪府では、自転車のヘルメット着用率が全国ワースト1位。
たしかに、当時自転車でヘルメットを着用している人は、一日に1〜2人見かけるか見ないか程度です。
正直、「変かなぁ?浮いてるかなぁ?」と人目を気にしていたのも事実です。

家から出る前、夫に何度も確認しました。
でも、ふと考えたのです。「いやいや、誰も私のことなんか見てないって!」
すれ違う人が何か思っても、それはほんの数秒の出来事。
どう思われたって迷惑をかけているわけではないし、気にする必要はないなと。
結局、周りの目が気になるのは最初の数日だけでした。
今ではヘルメットを着けるのが当たり前に。(すでに半年ほどが経ちました!)
むしろ家に忘れたときのほうが、ちょっとそわそわしています。
半年間、ヘルメットを着けてみて感じたこと

ヘルメットを着けるようになってから、安全について考える機会が増えました。
「これまでも事故には遭わなかったし……。」と思っていたけれど、実際にはいつ事故に巻き込まれてもおかしくないと気づいたのです。
事故は、誰にでも起こり得るもの。わざと事故に遭おうとする人なんて、いませんよね。
ですが、どれだけこちらが慎重に運転していても、危険な運転をする人は少なからずいますし、近年は高齢者ドライバーも増えてきています。
私自身、これまでにもヒヤッとする場面が、全くなかったわけではありません。
そして、もし万が一の事故で命を落としてしまったら……、残された家族はどうなるのか。
正直なところ、ヘルメットを着けるのは少し面倒です。
髪型は崩れやすくなりますし、持ち歩くにはかさばります。
それでも私は、自分自身を守ることが、結果的には娘を守ることにもつながるのだと感じているので、今後もヘルメット着用は続けようと思っています。
おしゃれで街になじむヘルメットは?
「ヘルメットを着けた方がいいとは思うけれど、なんとなくダサいイメージがあって…」と感じている方もいらっしゃるかもしれません。
ですが、一見すると普通の帽子のようなヘルメットも販売されていますし、街中で見かけることも増えてきました。
「SICURE」軽量でSG認証の帽子型ヘルメット。
ちなみに私が着用しているのは、見た目はごく一般的な形のヘルメットです。
マットな質感のブラックで、シンプルなデザインがお気に入りです。
購入時のポイントとしては、「SGマーク」が付いているかを確認すると安心です。

私が商品を探していたとき、「SGマーク付き」と記載されていながら、実際の商品画像やレビュー写真にはマークが見当たらないものもありました。ですので、購入者の口コミや写真を参考にしながら選ぶのがおすすめです。
さいごに

私がヘルメットを着けるようになって、半年ほどが経ちました。
当初に比べて、街中でもヘルメットを着用している方の姿を少しずつ見かけるようになっています。
半年前は、1日に1〜2人見かけるかどうかという程度でしたが、今では毎日必ず、何人かは目に留まるようになりました。
きっとこれからも、少しずつ「ヘルメットを着けるのが当たり前」という空気が広がっていくのではないかと感じています。
それから、ヘルメットは「防災用としても使える」という点も、実はちょっと心強いポイントだなと思っています。
マットなブラックで、シンプルなデザインです。
軽量で、コロンとしたフォルムが可愛いです。(そろそろサイズアウトしそう)